遠野物語 ― 2022/03/04 19:52
北海道の冬音様より またまた新しい写真を頂きました。
今回はお迎えして頂いたばかりの「座敷ぼっこ:麗」をお供に
岩手県の遠野とJR山田線の平津戸駅などの撮影旅行になります。
「座敷ぼっこ:麗」里親さん宅での命名について…
座敷ぼっこ、座敷わらし=遠野物語。遠野に行けば何かしらのきっかけが
出てくるのではないか。そう考え前日の夜9時に飛行機を手配しました。
紺碧:す、凄い!、てか ありがとうございます~(TT)
[遠野物語]
1910年 柳田國男。ザシキワラシ、オシラサマ、カッパ…柳田が言い伝えを
採集しまとめた物語集。全てはここから始まりました。
[遠野駅]
花巻駅と釜石駅を結ぶJR釜石線。遠野はその中間にあります。
1950年建造、硬質コンクリートを積み重ねた二階建ての珍しい素材の駅舎は
「物語を辿る旅」の玄関口によく合います。
[Folkloro]
釜石線の駅名標はすべて宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」の世界観に合わせ
エスペラント語を用いた特別仕様になっています。
2013年、復興支援として釜石線を走る「SL銀河」号に合わせ作られました。
[南部曲り家]
遠野と馬はとても深い関係にあります。
人と馬が一つ屋根の下で暮らす、遠野を象徴する生活文化のひとつ。
[遠野物語とザシキワラシ]
『遠野郷にては豪農のことを今でも長者と云ふ。此神は多くは十二三ばかりの童児なり』
曲り家の縁側と奥座敷で撮影してみました。
[オシラサマ]
オシラサマとは、遠野や周辺地域で古くから信仰される養蚕や馬の神。
桑の棒の先に馬や女性の顔を刻み、中央に穴を開けた布を重ねた着物をまとう。
[カッパ淵]
遠野・常堅寺の裏を流れる小川。
かつてこの淵には河童が多く住み人々にいたずらをしていたという伝説があります。
[卯子酉様]
祠の前の枝に赤い布を「左手だけで結ぶことができたら」縁が結ばれるとある
恋愛のパワースポットとなっている卯子酉様。
[遠野町家のひなまつり]
遠野では昔から「おひなさま、お見せておぐれんせ」と家々を巡る風習があります。
その中の一つ、まつだ松林堂さんの「奇跡のひな人形」(江戸古今雛)。
火災で損傷、京都の人形専門店により4ヶ月かけて修復され今回の展示となりました。
● IBC岩手放送 → 『 こちら 』
[遠野駅ホーム]
こうして遠野での5時間の滞在を終え北海道へと帰りました。
[平津戸駅]
JR盛岡駅とJR宮古駅を結ぶJR山田線。
利用者の少ない平津戸駅、数少ない列車も通過するため宮古行きの始発列車が
19:09と「日本一遅い始発列車」駅として 一部の鉄道ファンに知られています。
今年のダイヤ改正(3/12)で「全列車通過駅(実質廃駅)になります。
「座敷ぼっこ:麗」改め「紡」さん。
遠野物語からものがたりを「紡ぐ」、のイメージから「紡」と命名されました。
実はその昔、私も遠野旅行を計画していた事があります。
決行はGW前の四月中旬を予定、新学期・新社会人で観光地もまだ混んでいないと
よみ準備を進めていたのですが、その直前にあの大震災があり…(汗
各地の被害の大きさを知るにつれ、結局そのままになってしまいました。
冬音様の決断力・行動力が羨ましい (>_<)/
今回も素敵な写真の数々、本当にありがとうございました。m(_ _)m
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