北海道18駅巡り(後) ― 2021/03/21 18:58
さて。後編です。
それぞれの廃止日が決まっているので、限られた時間内での18駅巡りです。
「下士別駅」(しもしべつ)
静:66年間、ありがとう、下士別駅。
駅舎は、地区の住民が使わなくなった窓サッシや電灯の傘を再使用。
ここは家庭用の蛍光灯なので、夕方以降だとかなり明るく感じました。
「北剣淵駅」(きたけんぶち)
紗鬼:板張りの音だけが響くのです。
鉄道防雪林に囲まれた秘境感のある駅。こうした板張りホームの駅も
年々数が減り、今では10駅ぐらいになってしまいました。
「東六線駅」(ひがしろくせん)
鶴:基線から数え東に6本。開拓期を思わせますね。
北剣淵と同じ鉄道防雪林に囲まれていた駅。北星駅と並んで人気の駅です。
紺碧:前編でシルエット登場のお嬢さん。さ、寒そう〜〜。(>_<)
待合室には「東六線乗降場」とあり、地域の住民だけが利用する
バス停のような感覚で駅が設けられました。
「北比布駅」(きたぴっぷ)
椿:あの雲の名前を教えて。
紺碧:こちら関東以南では「うろこ雲」と呼ばれ、秋を代表する雲の一つですが
北海道では厳冬の時期にも見られるのですねぇ…。
それにしても荒涼とした北の大地、見渡す限りの雪景色です(汗
「南比布駅」(みなみぴっぷ)
紗鬼:ここまで宗谷本線12の廃止駅を見てきました。
紺碧:ところでこちらでも「北比布駅」「南比布駅」の廃止はニュースになり、
あのエレキバンの社長さんと樹木希林さんのCMも紹介されていましたよ(^^;)
「伊納駅」(いのう)
椿:廃止駅に愛を。
紗鬼:伊納駅にYES。
人口33万人、北海道第2の都市である旭川市にありながら利用者はほぼゼロ。
「北日ノ出駅」(きたひので)
逢:3人で列車を待つ。1日の利用者は1,4人の駅です。
「将軍山駅」(しょうぐんざん)
逢:暗くなってから来るものではありませんね。
宗谷本線や石北本線など雪の多い地域を走る路線では、赤いラッセル車が
毎日路線上の雪をかき分けて走っていきます。
こうした除雪にかかる費用もJR北海道には大きな負担となっています。
紺碧:なるほど。どんなに利用客が少なくても除雪は欠かせないですからね。
「東雲駅」(とううん)
椿:駅巡りは天気がいい日に限りますね!
「生野駅」(いくの)
紗鬼:1日3本しか停まらないんですか!
上りが7:42、下りが13:15と16:20の3本のみ停車です。
紺碧:さすがの鬼娘もびっくり!のこの表情(^^;)
「南斜里駅」(みなみしゃり)
紗鬼:ここで最後、夕日が綺麗でしたね。
ここだけは廃止のお知らせが廃止3日前に掲示された為 廃止後の写真に
なっています。
18の駅とドール写真、1月の下旬から廃止となる各駅を回り、3月には
廃止となる駅の両隣の駅名標が更新された為 それも写真に記録しました。
18駅巡り、お疲れ様でした。
広い広い北海道、運行数の少ない路線、そして各駅に寄っての撮影、
よほど綿密な計画を立てないと限られた時間内では無理がありますよね。
今回も実はそれぞれの駅や地域の由来の記事、多くの各駅の遠景も頂き、
全部を掲載出来ず こちらで割愛させて頂いた部分もあります。
もちろん北海道愛に満ち溢れた全文は完読させて頂いてます(^^;)
今後も北海道新幹線開業5周年とか鉄道関係のイベントが多く予定され
お仕事の合間をぬってのご参加もされているそうですが…
どうかあまり無理はされませんように〜〜(汗
今回も素敵な写真の数々、本当にありがとうございました。m(_ _)m
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